セルフイメージが治る病を持病にする
- 2月16日
- 読了時間: 6分
更新日:1 日前
良くなるものも悪くなる。
成功するものも失敗する。
結局、何をするにしても、始める前からセルフイメージで結果は決まっている。
すべてはセルフイメージありき。
そのセルフイメージも「自己肯定感」ありき。
これが、世の中の原理原則、科学というもの。
セルフイメージを間違えたまま進むと、めんどくさいことが起きたとき、脳はそれを回避する。
脳は、いつもと違うことをすると、やめる理由をかき集めてくる。
その理由の中に「持病」も含まれる。

私も何千人とセルフイメージの書き換えをやってきたが、間違ったセルフイメージは、例外なく、治る病を慢性化させる。
どの人も、頭痛、腰痛、肩こり、歯痛、生理痛、乗り物酔い...
その他もろもろ、延々といかに不利益を被ってきたかを語られるのだ。
「いい病院探しましょうか?」と言ってしまいそうになるほど。
これが病院なら、身体の不調を訴えるのも当然だと思う。
しかし、キャリアやビジネスが目的の授業でどうしてわかるのか?
諦める理由を持病にしたい「理想」があるからわかるのだ。
叶わないことを「持病」で納得させたいのだ。
だから、私は例外なく、こう聞く。
その不調がなければ何ができますか?
体調がよかったら何がしたいですか?
その答えも、例外なく、心の深い部分に隠れている本音を引き出してしまう。
そして、みなさん、目標に大手がかかる頃、必ずこう言われる。
「あのとき、本音がバレるのが恐かった」...と。
以前、私の失敗談に、「その人はビジョンのやり直しをスルーした 」 > と書いた。
このスルーする理由も「本音を知る恐さ」である。
ビジョンの土台もセルフイメージだから。
本当にやりたいことが、今やっていることと違ったらどうしよう...
何かとんでもないものが出てきたらどうしよう...
みんな、自分の知らない自分を見る(知る)のが怖い。
なぜなら、変わりたくないからだ。
特に、過去に成功した人ほど、変わらないことにしがみつく。
あのときのやり方が、今も通用すると信じている。
なぜなら、今までそれで来たから、これからもそれで成功できるから。

もちろん、知られたくないものが私にわかったら嫌だとも思う。
で、「その不調がなければ何ができますか?」
そう聞くと、ほとんどの人は、声のトーンが一気に下がる。
そして、何かを懐かしむような表情をされる。
あるブルーカラーの人は、最初、腰痛が悪化、もう現場は無理だと言った。
内装業で収入はいいが、休んだら収入がないからやめられない、と。
だから、彼にも同じことを聞いた。
「大学に行きたかったな~」
このとき、彼の中でどういうことが起きているか?
今、「できないこと」が、過去の「できなかったこと」を思い出させているのである。
つまり、今、「高卒」の自分が、遠い昔、大学に行きたかったのに行けなかった物語を思い出している。
わざわざ記憶の底から引っ張り出してくるものは、「どうしてもやりたかったこと」である。
私の場合は、彼の逆だった。
今、できていない自分が、遠い昔、大声援で送り出された物語を思い出していた。
つまり、彼は、やれなかったことを、やりたいから思い出している。
私は、やったことを、もう一度やりたいから思い出している。
どちらも、今できていないのは、諸般の事情で果たせずにいて、後ろ髪を引っ張られている。
その後ろ髪も無理やり切り落としてしまって今に至る。

彼とか私だけでなく、セルフイメージを間違える人はみんな同じだと思う。
本当の自分が、その切り落とした後ろ髪を、わざわざ過去に戻って拾い上げてくる。
それを一言にしたものが、「思い出す」という動詞である。
人間は、思い出せないことのほうが多い。
それは今の自分には必要じゃないから。
脳は、今の自分に必要なことしか思い出せない。
思い出したときの動作も、みんな共通している。
無くした、掴み損ねた夢を、しみじみと語るのだ。
私は、その人の好きな歌をBGMにしている。
そうすることで、過去のその日に肉体も心も戻れるから。
みなさんに笑われるが、私は、ピンクレディーのUFOまでの全曲を歌詞を見ないで歌い、踊れる。
それくらい自分にとって大切な過去が誰にでもある。
そして、思い出してわかるものが、「欲しかったのに手に入らなかったもの」
これが、キャリアデザインやビジネス(起業とか)でやる場合、「資源の棚卸」になる。
「したい」と思ったからには、その根拠や、それを実現させるための力を持っているということ。
ブルーカラーの彼なら、勉強ができたのだろうと察しが付く。
もうここまでわかったら、やることがわかる。
そうだ、俺には○○があったんだ。
ここまで思い出したら、持病は完治に向かう。
これからは何をするか、治ったら何ができるかに意識が集中する。
意識したことが現実にならないため、病気を理由にしなければいけない事はもう起きない。
内装業の彼は、高卒に負い目があるのか、いつも「学がないから」が口癖だった。
彼は、"学”がないせいで肉体労働しかできない、と思い込んで30年が過ぎた。
ヘルニアを繰り返し、だましだまし40後半まできたが、もう無理かなと。
と思ったら、学がないから勉強ができないという間違いに気づけた。
学歴と、勉強ができるできないは関係なかった。
大学を出て何をしたいかを聞いたら、案の定...。
彼)居心地のいい空間を作りたいんだ。
私)ほら、だから内装業やん。学は関係ないやん?自分の仕事をアホ扱いしたらあかん。
大爆笑で終わった。
学がない=アホ=内装業というセルフイメージは、完全に書き換わった。
これくらいセルフイメージは、自分の人生を左右してしまう。
しかし、彼の問題の根源は、休んだら収入がない生き方をしている点だ。
だから、得意な勉強を活かし、内装とデザインの業態化で収益を自動化した。
経営も同じ、社長が現場仕事をしているところは、社長労働をしているのだ。
経営=社長=労働=生涯現役というセルフイメージを頑なに信じている。
彼らの特徴は、休みの日は収入や売上がない。
そして、決定的なことは、引退したときである。
あれだけ楽しみにしていたやりたかったことが、健康を理由でできなくなる。
なぜなら、セルフイメージが「持病を理由にやめる」と信じているから...。
それに、生涯現役とは、倒れるまで労働することではない。
生涯現役とは、死ぬまで必要とされ、死んだ後も受け継がれるものがある状態を指す。
葬式の後、半年もすれば、多くの人はあなたを忘れるだろう。
だから、セルフイメージは、奥の奥、原子核の情報を知らなければならない。



