変わらないことにしがみつく人
2月6日
読了時間: 2分
更新日:8月12日
変化することを拒否する人は、声が大きいわけではない。
むしろ、落ち着いていて、経験豊富そうに見える。
しかし、口を開くと、だいたいこう言う。
今までこれでやってきたから。
急に変える必要ありますか?
徐々に変わっていけたらいいね。
問題が起きたらその時考えるよ。
変わらないことにしがみつく人は、カメの行動に似ている。
カメは、危険を感じると殻に閉じこもる。
外の世界がどう変わろうと、自分が安全ならそれでいい。
新しい提案が出れば、まず否定。
改善案が出れば、リスクを強調。
逆を言えば、メリットに強欲。
挑戦しようとすると、「失敗したらどうするの?」とブレーキをかける。
自分が動かない理由を正論で固めていく。
問題は、慎重さではなく、自分の過去が正しいと決めて、未来を考えなくなることである。
私はこれを「昭和の老兵」と読んでいる。

変化を拒むということは、昨日の成功に、今日も明日もすがるということ。
しかし、市場も人もルールも常に変わっている。
変わらないのは、この「カメ」だけ。
結果はどうなるか?
挑戦する人がクタクタに疲れ、提案する人が黙り、組織全体が「何もしないのが正解」になっていく。
こうして会社は、事業は、音もなく、古くなっていく。
覚えておいてほしい。
変化を拒むことは、「安定」じゃない。
あえて「衰退」を選ぶという意思表示、決意である。
組織に必要なのは、完璧な答えを持つ人間ではない。
変わり続ける覚悟を持つ人間である。
「変化拒否カメ」を放置することは、会社や事業をゆっくり化石にするのと同じなのだ。



