時間の価値
- 1月28日
- 読了時間: 3分
更新日:1 日前
節約に人生を捧げるほど、人は確実に貧しくなる。
なぜなら、節約=仕事より時給が低い行為であるから。
節約術は、人生の楽しみを老後に繰り延べしているにすぎない。
1日8時間×月22日=176時間/月
時給1,200円とすると...
月収:211,200円
30分かけてクーポンを探すと、その30分の価値は600円。
600円投入して300円の割引なら、300円の損である。
時給1,200円のあなたが30分働いて、600円もらう。
時給1,200円のあなたが30分費やして300円の割引券をもらう。
だから、300円の損である。
しかし、多くの人は、自分の価値を計算に入れないがゆえに、その30分で得た300円のクーポンを「節約」と呼び満足してしまう。

小さな「得」を積み上げて、人生単位で大損しているとも知らず。
節約は能力ではなく、誰にでもできるテクニックである。
努力している気分を、つかの間味合う、最も簡単な快楽という麻酔である。
本当は、コーヒー1杯をやめれば済む話なのに...。
たった1杯をやめる行為は、100個の節約術を駆使する必要などどこにもない。
クーポンを探すなど、行為を増やすことでお金は増えない。
今やっていることの何かの行為をやめるだけでいい。
予約を自動化して手作業を減らす。
現金をやめてポイントやマイレージ付クレジットを使う。
そういった、人の行為を減らすことが無駄の削減であり、節約とは違う。
節約は、むしろ時間が溶けていくだけになる。
なぜなら、人生の価値の単位は、お金ではなく「時間」だから。
この世で唯一、再生できない資源は、時間である。
だから、より多くの時間を得るところにお金を使う。
その時間で得るお金と、時間を得るところに使ったお金の差を、バリューという。
人が一生かけて稼げる金額は、お金の使い方と比例する。
それを生涯価値、ライフタイムバリューという。
ここで言う「使う」とは、浪費ではなく、他人の時間を買って、自分の時間を増やす投資を指す。

世の中には、お金を使えばすぐに増えることがいくらでもある。
たった1時間、されど1時間の重みを理解できる人は、時給も上がっていく。
なぜなら、明後日のことを今日やる癖ができると、来月のことを今週、半年後のことを今月中にできる癖ができるからだ。
日々時代は変化するため、用意したものの多くは使わないかもしれない。
しかし、1年くらいで使えなくなるものはない。
手を加える程度で使えるということは、イチから用意せずに済む。
この「手を加える」ことでスキルも上がる。
それが、「備えあれば憂いなし」の本質である。
使わないものは、使い方を忘れるのが人間でもある。
節約したお金は、自分に戻ってこないが、省いた無駄は、確実に自分に戻ってくる。
それが、1時間1,200円の自分が、2万、4万、8万と上がっていく唯一の時間の使い方である。
人があなたを買うのは、相手は時間を買って、あなたの能力を借りているのと同じだということを忘れてはいけない。
歳を取るほど、労働を減らし、お金を増やす生き方は、あなたが増えたお金をまた投資して得た価値が上がっていることに他ならない。
この価値の連鎖を、バリューチェーンといい、社会が活性化している度合いを表す。
くれぐれも、変わらないことにしがみつく昭和の老兵にならぬよう注意したい。



