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あの大ヒットは何も発明していなかった

1月18日
読了時間: 3分

更新日:8月12日


先日、SONYのウォークマン開発担当者の手記本を読んで驚いたことがある。



あの世界中で大ヒットした1979年発売のウォークマン。



1979年発売 ウォークマン1号/写真出典:日本経済新聞


スティーブ・ジョブズもSONYに憧れたきっかけとなったウォークマン。



「実は、何も新しいテクノロジーは開発していなかった」という事実。



「既存のパーツの寄せ集め」だったと。



唯一、本当に新しく技術的に開発したのは、『ステレオ・ミニジャック』だけだったと。



SONYの開発者こう思ったと。



音楽を気軽に外に持ち出して、ヘッドフォンで没入したい人はいるはず。(→ラジカセだと、大きすぎて気軽に持ち出せない)



本当の発明は、着眼点(=コンセプト)だった。



そして、あと3ヶ月で破産する予定だったアップルを起死回生させたヒット商品。




1998年発売 iMac1号/写真出典:WIRED


1998年発売、iMac。



これも、実は、何も新しいテクノロジーは開発していなかた・・・



という事実。



CPUも普通、ハードディスクも普通、ウォークマンと同じ。



どれも、いままで業界に存在していたパーツ。



全部、いままであったものの寄せ集め。



パソコンの筐体のデザインをおしゃれに、丸くかわいく、シースルーに、カラフルにしただけ。



でも、スティーブ・ジョブズはこういう着眼点(コンセプト)でパソコンの概念を捉え直した。



正確には、天才デザイナー ジョナサン・アイブ。



それを、「このアイデア、いいね!」と言って採用したのがジョブズ。



いままでのパソコンってぶっちゃけ、かっこ悪くない?みんな、白ベージュの筐体で。もっと、おしゃれで、見てるだけでウキウキするようなデザインだったら、家にインテリアとして置いておくだけでうれしいかも!



それだけで、世界中で大ヒット。



発明、イノベーションというと、すぐに難しいテクノロジー的な開発みたいな印象を受けるが、『着眼点・考え方(コンセプト)を変える』ことも立派な発明だった。



という話。



ほんと、失敗するときは、お客さんの心を捉えていないということ。



不要な「差別化」をして自滅するケースが多い気がする。



思い込みや、データ主義でズレてる感じがする。



お客さんに聞いても分からないのに。



アンケートを取るのは、アンケートをそのまま使うことじゃないのに。



リサーチの基本を知らないまま起業する事業者が多い。





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