富裕層の裏側
- 1月30日
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更新日:1 日前
多くの人は、「自分の気分に合わせる」ことを悪いと思っている。
しかし、富裕層の中のあるクラスターは、実は自分の気分に合わせて行動する人が多い。
当日の予定をキャンセルするのは、もはや常識。
「疲れたからやめる」と平気で言える。
突然のキャンセルも、周囲がどうなろうが気にしない。

そして、そういったことを逆にされても、全く気にしない。
つまり、自分がしていることを他者にされても腹が立たない。
逆を言えば、自分がしないことを他者がしなくても気にならない。
自分の思うようにならないことは、やらない。
かといって、自分の思うようにならないからやらない人に嫌悪もしない。
自分の思うようにならなくなったら、途中であろうが、関係者がどういう状況でもやめる。
お構いなしに相手を振り回すことが多い。
こういったことが、無自覚にできる人は一定数いる。
それは、決して無神経ということではなく。
彼らを日本では、「個人主義」と呼ぶ。
個人主義は、アメリカン・ドリームが流行りだした頃、日本に漂着した思想である。
日本でこれをする日本人は多い。
しかし、受け入れられるところはまだ多いとは言えない。
なぜなら、自分が(無意識に)していることを相手にされたら嫌がるのが日本式だから仕方ない。
自分がしたいことより、してもらったことを反復するのが当たり前なのが日本式だから仕方ない。

しかし、海外、特にアメリカで個人主義は普通である。
協力してくれたから協力するという考えはもたない。
だからといって、恩返しを忘れるようなこともない。
要は、ルールに縛られない「自由」を大切にしているのだ。
「自由と個性を尊重したホワイトな組織を作る起業家」
そういうイメージだ。
マニュアル人間ではなく、それぞれの個性を生かして自由に働く職場作り。
年齢や性別に関係なく、成果も努力もみんな同じ扱い。
上下関係なし!上司も部下もフラットな関係!
完全なホワイト企業を目指して、残業禁止!有休完全消化!定時に帰宅!
形式的には、非常に聞こえはいい。
アメリカでこれが通用するのは、資金源があるからである。
Amazonを作ったことで、町から自転車屋が、商店やスーパーが、消えた。
世界は、資本主義が中心だから仕方ない。
じゃ、日本でこれが本当にできるかというと、大手以外、中小個人には難しい。
マニュアルのない自由な組織は、責任の所在が曖昧になる。
すると、判断基準がなく自己判断で行動ができない。
ルールがないため、部署の摩擦が起き、険悪な組織になりやすい。
頑張る人もサボる人も同じ評価では、結果的に有能な社員が辞めて、無能な社員が残る。
フラットな組織は聞こえはいいが、リーダーシップがなく意思決定が遅れる。
残業禁止、有給義務化がなされてはいる。
しかし、蓋を開けて見れば、従業員の教育が完備されておらず、彼らの仕事量は増えている。
ゆえに、一言で言えば、『綺麗事』では現実に即した判断になっていない。
結果、ブラック企業化が進むパラドックスが起きる。
しかし、経営者が自分ファーストであれば、まさか自分が該当者だと知る由もない。
また、海外移住する個人主義者も増えた。
ノマドワーカー、好きなときだけ働く、という自由を手に入れるために。
そして、博愛主義のもと、困っている人を助ける。
しかし、それが広がらない、いや、広げなくていいのは、個人主義のための博愛主義であるからだ。
本物の「自由と個性を尊重したホワイトな組織を作る起業家」は、組織を広げている。
美容師にもいるが、カット30,000円でも予約が絶えない。
なぜか?
彼らが成功したのは、日本的思想の「思慮」が根底にあるからだ。
決して自分ファーストではない、日本のおもてなし精神が歓迎されたからである。
アメリカン・ドリームを本気で目指して成功している日本の個人主義者は、非常に少ない。
それは、個人主義者のせいじゃない。
日本人の「相手に配慮する層」と合わないだけである。

個人主義の店の顧客があなたの場合、サービスの不満は、話は聞いてくれるが解決されにくい。
その店は、顧客ファーストでも店ファーストでもなく、自分ファーストだからだ。
自分のモチベーションが下がるくらいなら、顧客の不満など解決しなくていいとすら思っている。
禁煙をお願いしようが、「嫌なら来なくていい」と言われるのがオチである。
これは、店が悪いわけではなく、ターゲットを間違えているにすぎない。
店が個人主義なら、顧客も個人主義を集めなければ失客しやすい。
日本的思想のない個人主義の店は、ここを見ればわかる。
過去の成功体験にこだわり、それ以外やっていないか?
従業員が、経営者の強みと同じことができるか?
従業員が、その店にある商品を使っているか?
経営者が休みでも売上は落ちていないか?
店休日にも売上があるか?
NOなら、経営者が個人主義ということになる。
なぜなら、従業員が成長する仕組みがないから。
当然、腰掛け程度の人材しかいないことが多い。
個人主義の形式は「世界は私」であり、本質はいつも「私が世界」である。
つまり、言葉は、「世界平和」であり、行動は、「自分平和」なのだ。



